生まれ育ったところは山形で、大学で東京に来ました。積算という仕事は大学で学んで知っていましたので、もともと関心がありました。入社以来、意匠積算を担当しています。この仕事は計算書の上では簡単に見えるのですが、実際にはそれだけはありません。設計図を読み取る作業から始め、それと同時に様々なことも想定しながら、必要な部材を算出していくのです。施工上の納まりのことも知らないと拾えなかったり、法規上の制約など覚えることが多いので、勉強の毎日ですね。1度やったことはメモを必ず残して、次回に生かせるよう心掛けています。

大学の講義で積算は習いましたが、仕事となると話は別です。この会社は入社して早々に積算学校へ通わせてくれたので、そこで基礎が身に付きました。毎週、火曜と木曜に午後6時から3時間程度の講義が行われます。残業をしなければならない場合も、できる限り学校を優先させてくれるので、まったくストレスはなかったです。講義だけでなく宿題やレポート、テストなどがあり、楽ではありませんでしたが、内容が実務に即しているので今でも役に立っています。仕事自体は、遅くならずに帰れることが多いのですが、作業の状況によっては、納期を守るため休日出勤することもあり、その分は平日に振替えて休んでいます。新人だからといって、理不尽な雑用を頼まれることもありませんし、職場の環境は、大学の同期と比べるとかなり恵まれていると思います（笑）。責任は重くなると思いますが、早く一人前になっていろんなことに挑戦したいですね。